子どもの世界.. かな

ノーライフキング (河出文庫) ノーライフキング / いとうせいこう
伝説的な本なんだけど、絶版となっていたのが再版となって、読んでみました。書かれたのは1987年でファミコン全盛期。暗い話なんだけど、なんとなく当時の熱気とか盛り上がりが伝わってきて、そして、読んでいてとても面白かった!なんなんだろう。話がRPGっぽいというか... そのまんまの感想だけど。最後、10歳の子どもたちは、ある者は閉じこもることを選び、ある者は自爆し、主人公のまことはリアルなフィールドで今も戦っているわけで、道具立てはともかく、子どもたちが普通に大人になっていく話だなあと思った。