読んだ本3題

父子手帖
父子手帖 / ジョン・B・チョッパー
たびたび引っ越しているんですよね。バンドをやめて鎌倉→茅ヶ崎へ、それから復帰して東京へ、子どもが大きくなってさらに同じ区内で。何というか、家は夢の容れ物なんだなあと思った。それはそのときどきで明るい人生だったり、仕事だったり、子どもだったり。

わが家の母はビョーキです
わが家の母はビョーキです / 中村 ユキ
かわいい絵とはうらはらに内容は壮絶でした。特に幼少期、包丁で追われたり、隠したり、大変だったですね。統合失調症は100人に1人がなるそうで、全然めずらしくない病気だそうです。後半はおおらかなだんなさんで良かった。この病気は、ストレスが、その人の脆弱性の限界を超えたときに発症するそうです。みんなおたがい、ストレスをためすぎないようにしたいものです。

世界でいちばん幸せな屋上 Bolero―ミルリトン探偵局シリーズ〈2〉 (ちくま文庫)
世界でいちばん幸せな屋上 / 吉田 音
これ結構好き。屋上にあるレコード屋店主から知ったレコードを作った人に会いに行く話がいいな。あとスパイスの会社の話もほんのりしてていいな。異国情緒のヨコハマ(あえてカタカナで)。あと、でてくる昔の音楽を聴いてみたいです。