コミック版がでましたよ


新世紀エヴァンゲリオン 12 (角川コミックス・エース 12-12)




新世紀エヴァンゲリオン 12 / 貞本義行






戦自がネルフに侵攻してきたところで3年くらい止まってたコミック版の新刊がでました。ここから一気に殺伐としますよね。この話。しかしシンジくんはこの間ずっとネルフの片隅で怯えていたかと思うとかわいそうな気がします。たとえば新劇場版で2代目のシンジくんがけっこう楽しんでる間(綾波に味噌汁を配ったり、ポカポカするとか言われたり)、初代のシンジくんはずっとここにいたというか、そんな感じ。


ところで子どもが大人になる時に、高い壁があって、それを超えようとする時に世界の成り立ちや枠組みが一度壊れる感じなのだと思います。ネルフ侵攻とかサードインパクトってまさにこれで、内的世界の出来事がそのまま外的に現れてしまうのがセカイ系たるゆえんなのだなあと思う。


しかしゲンドウ強い。ATフィールドいいなあ。
彼の心の閉ざしっぷりがいいですね。世界を巻き込まないで、もっとローカルにやって欲しいという気もするけど。ゲンドウいいです。


ミサトがりりしいです。アスカが痛々しいです。狂った設定の中で子どもたちが痛々しいんですよね。この話。
次回は多分サードインパクトですね。心して見届けましょう。*1

*1:カタストロフまんがといって思い出すのは、デビルマン(コミック版)の最後の方。。 あれはなんというか。