水道

ふと思い立って、ここ神奈川の水道水の、放射性物質の濃度(ヨウ素131)をグラフにしてみました。

出典:
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kigyosomu/kensuikekka.htm
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p137743.html


東京や神奈川の浄水場放射性物質が出たと発表されたのが3月23日。その日の県の衛生研究所(の水道の蛇口でのデータ)での値は、本当に微々たるものだったので、あまり気にかけていなかったのですが、グラフにしてみると、その後にけっこう増えていたのですね...。


浄水場での3/21以前のデータがどうなのか知りたいところですが...、とりあえず言えることは以下のことかな。

  1. 浄水場放射性物質が出てから、実際に水道の蛇口から出るには、3日程度(?)のタイムラグがある。
  2. 浄水場放射性物質が検出されなくなった後も、水道に出回っている分からはすぐには無くならない。(しかし濃度は薄まるし、半減期8日なのでどんどん減っていくはず。)


とりあえず、浄水場の水からは放射性物質が出なくなっても、しばらくは水道に出回っている分をモニタしたほうが良さそうです。タイムラグについては、今度雨が降ったときにわかるかもしれません。

彼女について


彼女について
彼女について / よしもとばなな




読んだ後

しばらくボーとしています。移動もの。那須に行ったりホテルに泊まったり。こういう話ってすきだ。

叙述ミステリー

にしてもこれってミステリー?なのか? こういうのってアリなのか?僕なんかの世代だと昔おおはやりした映画の題名が思い浮かぶんだけれども.... 。ダイハードなおっさんの出てた。
ミステリーは、どうなんだろう。うまい歌の人が歌うのを聴いてたら歌いながら突然マジックを始めた感じ*1。えーそっちなのーという感が。

にしても

そういうことじゃないんだと思う。この話が。にしてもなんかつっこみたくなる。えーそうなんですかーと。ちなみに家人は途中でわかったと言ってました。

しかし

人を傷つけるのは(傷つけられるのは)、人を殺すこと(殺されること)と同じなんだってわかった。少なくとも主観的には全く同じだもんね。いつのまにか自分は死んでたのかもしれない。殺していたのかもしれない。そう気づかされたのであった。

じゃあ

どう生きようか。少なくとも楽しく、健やかに、愛のある生活を送ることが、そのことこそが、過去への復讐、とかだけではなしに、なによりも大事なことなんだというのはたびたび出てくるテーマだよね。

ところで

掬ってくれるひとがいると救われるというのは、苦いけれど重要なことだと思う。うーん。そういう意味では隈さん、いいよね。その日初めて行ったところで、ひどい目にあって、傷つけられて。10年かけて、自分で立ち直って、傷は残って。

それから

これから昇一はとりあえず1人でお墓参りにいって、温泉にいくよね。僕らもボーっとしよう。しばらくは。

*1:というか、この間テレビを見ていたら、歌の間に突然マジックが始まって、結構大掛かりな。驚いた。イリュージョン・アイドル....

TEO TORRIATTE

クイーン・ソングス・フィーチャリング・矢野顕子
 クイーン・ソングス・フィーチャリング・矢野顕子





なつかしシリーズ第2弾。78年12月の録音。クイーンの曲のインスツルメンタル・カバー集なんだけども、なんか、さわやかで良いです。最近こういうおとなしめのロックで若干フュージョンぽいのってないですよね。
クレジットは、こうなってます。


プロデュース&アレンジメント:矢野 誠
キーボード:矢野 顕子
ベース:小原 礼
ドラムス:Martin K.Bracey
ギター:大村 憲司
パーカッション:仙波 清彦
サックス:本田 俊之


あっこちゃんは当時23歳だったとか。皆さん若者だったんだけど、サウンドが抑制されててすでに完成されてるというか、老成しているというか。あっこちゃんはどちらかというと、素直に弾いてて、バンドっぽい演奏だと思います。それから、何と言っても大村憲司のギターがいいです。この人の演奏ってこうなんですよね。アレンジに合わせていぶし銀的に、それでいてアグレッシブさも時たま覗かせて。


クイーンの曲もいいですね。

手を取り合ってこのままいこう
愛する人
静かな宵に 光を灯し
愛しき教えを抱き
 TEO TORRIATTE / QUEEN

Sealed

Yellow Magic Orchestra×SUKITA (TOKYO FM BOOKS)
Yellow Magic Orchestra×SUKITA


YMOの写真集。


遅れに遅れてもう出ないんじゃないかと内心思ってたんだよね。




これとかみたいに。(笑)↓


中身は昔のワールドツアーの写真とか。皆さん若いというか、教授とか、若者です。
再生YMOの写真は多分なくてあとハシモとか今の写真。


本は箱に入っていて、ソリッドステートサバイバーの写真のシールが貼ってあって、それ切らないと開けられないという。 ... これって、保存用と観賞用と2冊買えって気もするが...。


で中身の本は紙が薄いので自立しません。これで箱が必要だっていう。。ちゃんと箱は必然性があったのね..。


中身は夢みたいな昔のことが詰まっていて、でも見終わったら箱にしまって現実に戻ろうってことかなあ。ここまでサービスというか、ファンへの愛情にあふれてる本でした。

大人のブリグリ

Blue Daisy (初回限定盤)
Blue Daisy / the brilliant green


すごい久しぶりにタワレコに行ったんですよ。そしたらブリグリの新譜が出てて購入。全くノーチェックでした。


詞も曲も迷いがなくてちからづよい。


すごい困難で自分の力ではできないことにぶち当たって、開けられない扉があったら、その扉の前で時間を止める。その扉の前にその時のままの自分がいる、そういうことってあると思うんだけど。


でもそれから何年もたって自分が強くなったら、過去の自分に会えて時間を巻き戻せたら、それはとても素敵なことなんじゃないかなと思った。

もう一度
ここで巡り逢う
割れた砂時計の中に眠る
愛しさを連れ出せるのは
あなたという輝きだけ

以前のブリグリは、迷っている自分、動けない自分が現在進行形だったんですよね。今は弱い自分を守ってあげられる強い自分がいるというか。ブリグリも大人になったということですね。


でとにかく、迷いがなくてちからづよくて、なんか、大丈夫な気がした。



Japan times に記事が載ってますね。
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fm20100702a1.html
yahooで翻訳して読みました。


楽器をすべて奥田氏が演奏したそうですね。ひとつひとつ重ねて録っていくのに、ライブ感を出すのに苦労した(してる)そうです。あと、アルバムが年内に出そう!「でも終わってるのは0%」とか。「今朝、いい曲を書いたよ。暗い曲。」とか。言うことがいちいちすばらしいです。


あと、DVDにのってるPVも、バンドメンバーで仲がいいのか悪いのかわからない感じで映ってて、おもしろかった。*1




つけたし。
前作「Like Yesterday」のカップリング「そのスピードで English ver.」

I'm heading to the stars
as my heart desires,
I'll never lose my way,
I don't care
if people see and make fun of me
when I stumble and burst into tears
as this world keeps
on changing at light speed
moving on at light speed


心のままに星をめざすの
もう迷ったりしない
つまづいて泣いている私を見て
みんなが笑っても気にしないわ
世界は光の速さで変わっているのだから

これなんか、ブリグリの戦闘宣言 って気がする。
僕もがんばろう。

*1:ていうか、あの外人さんは、バンドメンバーという設定だけど、全部リーダー氏が演奏ってことは、バンドメンバーではないのか...。

なるようになる(のか?)

王国〈その3〉ひみつの花園 (新潮文庫)


王国〈その3〉ひみつの花園 / よしもとばなな








王国シリーズの第三弾。


時制がちょっとわかりにくいかな。基本 雫石の一人称なんだけど、その当時の雫石が語っているのか、現在の雫石が過去を振り返って語っているのか混在してて。それで、いろいろ考えて自分を誤魔化しても避けられない別れってあるものだと思うけど、自分の直感が全てっていうのもまた、違うんだと思うんですよ。人が一緒に歩いていくのって、人も変わるし自分も変わるので、結局その時の自分の感覚ほど怪しいものもないって思っています。


それを思うと、雫石は自分を信用しすぎているというか、この系統の人特有の傲慢さがあると思った。


でもその後、雫石は、この恋愛が依存から出発していて、どこにも行き着かないということを自覚して、別れるのは必然ってことになるので、そうかと思った。


ところで自分の中での、真一郎くんのビジュアルイメージって、「ひまわりっ」の健一2号だったりする。高橋くんのお母さんと一緒になるって、でもそんなおろかな人なんじゃなくて、ちょっとぼけてるだけなんじゃないかなあ。まあみんな幸せになるといいなあ。


そういうふうに思った。


ところで最近コンビニで会計時に、チャージして使うカードのしつこい勧誘にあった。いやいりませんと言っても、いやすぐ元がとれてお得ですからと延々と繰り返されて、この話の通じなさはと、この話の不動産屋の件を思い出したのだった。そうして、それじゃあ、こうこうこう理由で自分にとって金銭的に損なんですというふうに言えれば、案外納得してもらえたのかもなあと思った。多分、カードの原価がかかっている分、売値に乗せてるので、ポイントで元がとれた気になっても、カードを使う人が増える程、損するはずだよねえ。
そんなことを思ったのは後の話。しばらくあの店に行くのはやめよう。